はじめに

ウッドデッキを計画するときに「もっと自由な形状で設計がしたいけど、ネットで見ても四角形しかない・・・」と思ったことはありませんか。

実は人工木のウッドデッキですが、一般的な四角の形状だけでなく、様々なプランに対応することが可能なのです。

今回キロではYKKAPのリウッドデッキ限定で、プロに施工を依頼しなくても、特殊形状の見積を作成するサービスを始めました。その内容とは?

施工における人工木デッキの特徴

ここでご紹介するのは一般的な人工木ウッドデッキの特徴ではなく、特殊加工に重きを置いた内容となっております。

商品紹介などについては、紹介コンテンツ「YKKAP:リウッドデッキ200のご紹介」やメーカーカタログをご参照ください。

天然木と比較をしながら紹介をしておりますので、形状次第では天然木の方が適している場合もございます。

実際の自分の希望を想像しながら、ご一読頂けると幸いです。

特徴1 断面形状による特徴

人工木デッキは天然木と違い、中に空洞があります。これはウッドデッキの床板に強度を持たせる意味があります。

ただしこの空洞により、ウッドデッキの床板の加工性は天然木と比べて劣る部分があります。

特にデッキ板の幅を微妙にカットする、微妙な位置のくりぬき加工、若干の曲線加工といった、細かい寸法調整が困難となる部分です。

上記のような調整を行うのであれば、天然木がよいかと思いますが、特に気にしなければ、人工木デッキで問題ないと思います。

特徴2 素材による特徴

人工木デッキは木粉にプラスチックを混ぜて成型しております。プラスチックがポリエチレンだったりポリプロピレンだったりしますが、大まかな素材は変わりません。

この素材には、熱による伸縮や反りが発生しやすいという特徴があります。

そのためデッキ材の長さに制限がある、特定の寸法以内で基礎固定をしなければならないといった条件が出てきます。

※デッキ材以上のサイズとなる場合、千鳥張りと呼ばれる張り方で対応することが可能となります。

また押し出し成型を行うため、四角以外の部材成型が可能となります。

これによりウッドデッキの床板に幕板をかぶせることができるため、カット加工をした際に綺麗に収まりやすいといったメリットもあります。

特徴3 基礎による特徴

人工木デッキのほとんどが、アルミ製の基礎を採用しております。天然木と比べて腐る心配がないというメリットだけでなく、

調整束柱という、高さの微調整がしやすい仕様があることもポイントです。

天然木は高さに応じてすべての束柱をカットする必要がありますが、調整束柱を使えばその手間を削減することが出来ます。

またウッドデッキの床板に直接ビス固定しない構造となっているため、天然木と比べてビスの締めすぎによる凹みやハードウッドで必要な下穴施工といった対応が不要です。

そのため施工時間が短く済むといったメリットがあります。

主な特殊形状について

今回の特殊納まり見積サービスの対象となる「YKKAPリウッドデッキ200」ですが、大きく6種類の特殊形状があります。

ここではそれぞれの特徴やおすすめの採用条件についてご紹介致します。

パターン1 四角形

通常のパターンです。当店サイトだけでなく、他店様でも最も販売されている形状となります。

使い勝手がよく、特にこだわりがなければこちらの形状をお選びいただくのが、一番工事が簡単かつお安くなります。

特殊形状との比較のためにご紹介させて頂いております。

またウッドデッキのサイズは、間(けん)と尺(しゃく)で表現されます。

これは昔の建物の寸法の基準の名残で、1間=約1,800mm、1尺=約300mmとなります。

例えば「2間×6尺」という呼称の場合、「約3,600mm×約1,800mm」の大きさのウッドデッキということになる訳です。

人工木のウッドデッキを購入する際、この寸法表記がよく出てきますので、覚えておくとよいでしょう。

パターン2 出入隅

出入隅のパターンです。ウッドデッキの右(左)半分が出っ張っているタイプです。

こちらの図のように、ウッドデッキと濡れ縁を合体させるという考え方と、お家の外壁がまっすぐではなく、ウッドデッキの出を揃えたい場合(図とは上下逆パターン)に採用されることが多いです。

このパターンも比較的人気の仕様です。

パターン3 コーナーカット(斜め)

コーナーカット(斜め)のパターンです。四角形の角を切り落としたようなイメージです。

 

お庭のデザイン上の理由だけではなく、ウッドデッキを降りた場所のアプローチスペースを確保するために採用することもあります。

また植栽とのバランスをとるためなど、こだわりのある方が選ぶ傾向にあります。

パターン4 コーナーカット(アール)

コーナーカット(アール)のパターンです。四角形の角を曲線でカットします。

 

先ほどの斜めのカットと同様の理由で採用されますが、よりデザイン性を高めた仕様となります。

ただし斜めカットと比べて施工には技術が必要ですので、プロの施工業者以外は選ばない方が賢明でしょう。

パターン5 凹型

凹型のパターンです。カタカナの「コ」の字のような形状となります。

こちらは建物の形状に合わせての採用がほとんどで、庭側の壁面全体をウッドデッキにするなど、大型のサイズで採用される傾向にあります。

大型の分基礎が増え、工事も大変になりますので、こちらもプロに任せる方がよいかもしれませんね。

 

パターン6 自由入力

 

自由に設計するパターンです。複雑になると価格もあがり、施工も大変になるため、庭の広いスペースに設置する場合にはほとんど採用されません。

このパターンは中庭をウッドデッキにしたい、狭小スペースをすべてウッドデッキにしたいなどのご希望の場合に、細かい寸法を指定していくと、必然的にこの形状となります。

こちらも一般の方がDIYするのには向いていません。プロに見積依頼をかけるようにすることをお勧めします。

オプション見積について

メーカー商品の人工木ウッドデッキを計画するにあたり、フェンスやステップなどのオプション品を付けたいという方も多いでしょう。

しかし人工木デッキのオプション品は、すべての部材がバラバラなので、自由な反面わかりにくいというデメリットもあります。

ここでは見積サービスで対応可能な主なオプションについてご紹介します。

オプション1 段床納まり

段床を簡単にいうと、幅の広い階段(ステップ)です。通常の階段が人が通る幅分ぐらいのサイズに対して、ウッドデッキいっぱいに階段をつけることが出来ます。

またL字やコの字に階段をつけることも可能です。

主なメリットとしては、どこからでもウッドデッキの上ることができるということです。

お庭とのつながりや流れが生まれるため、ガーデンと合わせて設計した際に、よく使われます。

高さにもよりますが、猫などの床下侵入を防ぎやすいといったメリットもあります。

オプション2 点検口

点検口をつけることで、デッキ下の地面を確認することが出来るようになります。

主な用途としては、雨水桝(ウスイマス)や汚水桝の上にウッドデッキを設置しなければならなくなった場合に、点検ができるようにするためです。

設置場所に色々な条件があるため、計画には注意が必要です。

また似たようなものに、くりぬき加工があります。こちらはウッドデッキの中に植栽を入れるなどのプランの際に採用されます。

どちらも比較的大きなウッドデッキの場合に必要になることが多い傾向にあります。

オプション3 床下囲い

床下囲いはウッドデッキの下に、ネコなどの小動物が侵入できないようにするためのオプションです。

ウッドデッキの幕板を足元につける様子から、他メーカーでは多段幕板といった呼ばれ方をすることもあります。

ウッドデッキの高さによって、必要な幕板の段数が変わってくるので、設置を検討されている場合、正確なデッキ高さをチェックしておきましょう。

オプション4 フェンス

ウッドデッキの定番オプションの一つです。そして一番わかりにくいオプションでもあります。

デザインだけでなく、高さや幅、納まりによっても必要な部材や施工方法が変わってきます。

ウッドデッキ本体に対して、フェンスはメーカーの定価設定が高い傾向にあります。

メーカーカタログなどを確認しながら、設置パターンやデザインをご確認頂くことをお勧めします。

見積方法について

今回の見積サービスですが、メーカーが販売店に紹介しているWEBシステムを使って行うサービスです。

このサービスを使うと部材梱包一覧だけでなく、基礎図や詳細寸法を確認することが出来ます。

ただしこのサービスでのお見積にはいくつかの条件(注意点)がございます。そちらについて解説させて頂きます。

注意点1 加工が必要となる場合があります

ウッドデッキのサイズですが、部材を指定のサイズにカットして出荷するものではありません。

なるべく無駄がないように、規定サイズの部材を拾い出すシステムとなっておりますので、現地でカットや穴あけ加工等が必要になる場合がございます。

オプションや形状変更をすればするほど加工が増える傾向にありますので、プランを立てる際はご注意ください。

注意点2 4mを超える部材は発送が出来ません

当店の配送方法の兼ね合いから、長さ4mを超える部材の発送は出来ません。

ただし長さ4m未満の部材を連結することで、発送が可能となります。

例えば4間(約7.2m)の場合は、2間+2間の連結で対応するなどの必要が出てきます。

工事込みでお見積されている場合には、4mの部材といった制限がないことも多いですので、金額を見る際に注意が必要です。

注意点3 見積サービスは2回まで無料です

当店では、通常部材の確認といったサービスを行っておりません。

そういった目に見えないコストを価格に転嫁することで、お値打ちにエクステリア商材を販売したいというお店のコンセプトがあるためです。

そのため見積サービスを無料で作成できるのは、原則2回までとなっております。

3回目以降は、1回ごとに1,100円の手数料が必要となりますので、事前にどういった形状や仕様にするかを吟味しておくことをお勧めいたします。

その他のよくある質問・注意事項について

当店の姉妹店であるウッドデッキ工事専門店のベテランスタッフに聞いた、ウッドデッキ施工の注意点をご紹介します。

・特殊納まりとした場合、ほぼ100%の確率で加工が必要となります。デッキ材だけでなく、アルミ基礎の加工等が必要になる場合がほとんどです。

・見積結果に紹介される束石は別売りとなります。例えばホームセンター様や建材店様にて、お客様ご自身で用意して頂く必要があります。

・ルシアスデッキフェンスは、規格長さでもカットが必要です。

・床下囲いの隙間について、地面の傾斜によっては手前側が広く空くことがあります。

・斜めカットの角度制限や縦カットなど、DIYでは対応が困難な図面となる場合があります。

・点検口は寸法がシビアなため、設置場所の計画には注意が必要です。

・事前に組立説明書をメーカーホームページからダウンロードしておき、施工内容や必要な工具を事前にチェックしておきましょう。

>> YKKAPの組立説明書ダウンロードサービスはこちらから

見積依頼方法のポイント

見積依頼に回数制限がある以上、無料のうちに希望の仕様にしたいというのは当然かと思います。

そこで見積依頼をするときのポイントをいくつかご紹介させて頂きます。

ポイント1 サイズをしっかりと決めましょう

ウッドデッキの寸法を確認する際、幅・奥行・高さ寸法を設定する必要があります。

特に希望がない場合は、メーカーの部材寸法にある程度準じる形でお見積をさせて頂きます。

もし厳密な寸法の場合は、その旨を記載して頂くことで、微妙なサイズを含めた見積のご提示をさせて頂くことも可能です。

コツとしては実際にお庭にウッドデッキの大きさを書いてみると、よりイメージが湧きやすいと思いますよ。

ポイント2 チェックシートを活用しよう

YKKAPのリウッドデッキには多くのオプションがありますが、どうやって伝えればよいかわかりにくいですよね。

そこでキロでは特殊納まり見積サービス用のチェックシートをご用意いたしました。

こちらに記入を頂き、用紙を写真でお送り頂ければ、よりお話がしやすくなるかと思います。

>> チェックシートのダウンロードはこちらから

見積確認時の注意事項について

メーカーの設定寸法や商品の特性により、お客様がご依頼頂いている内容と当店からご提示させて頂く内容が異なっている場合がございます。

当店ではお客様がご希望とされている通りの設置が出来なかった場合の保証等は行っておりません。

そのため商品のご注文(ご依頼)の前に、必ず寸法などの内容を確認頂きますようお願いいたします。

また詳細寸法や仕様については、あくまでメーカーシステムを使ったものをそのままご提示させて頂いております。

細かいご質問等に関しましては、お答えができない場合がございます。