ポリカ波板の特徴や用途をご紹介
衝撃に強く、加工も容易なポリカ波板。
その特徴についてご紹介します。
ポリカ波板とは
ポリカ波板とは、正式にはポリカーボネート波板です。
文字通り、断面が波型の板で、素材がポリカーボネートとなります。
ポリカーボネートの一番大きな特徴は、衝撃強度です。
ポリカはガラスの約200倍、塩ビ(波板)の20倍以上の強度があると言われています。
また、加工がしやすく耐候性も高いため、エクステリアの材料として非常に人気があります。
キロで取り扱っているポリカ波板について
ネットショップキロでは、数ある波板メーカーの中でも
日本製の三菱ケミカル(旧:三菱樹脂)のポリカ波板を取り扱っております。
三菱ケミカルの波板は【ヒシ波ポリカ】と呼ばれています。
これは、決してひし形のポリカーボネートというわけではなく、あくまで商品名となります。
なぜヒシ波ポリカを使うのか。
その理由は、日本製で品質が均一で、またカラーバリエーションが多いことです。
また海外製品と比べても、在庫切れしにくい点も特徴です。質や安定供給という意味でヒシ波ポリカはとても良いものです。
ただし当店では、ポリカ波板を10枚を1セットで販売しております。
10枚セットで販売することで、メーカーより直接お客様に商品を出荷する事が可能となります。
これにより、配送料などの経費を抑え、1枚当たりの価格をリーズナブルに設定する事が可能となっております。
ヒシ波ポリカのサイズについて
三菱ケミカルのポリカ波板のサイズは、横幅は【655mm】でピッチは【32mm】、山の高さは【9mm】が基本となります。
その上で、長さにバリエーションがあります。
その中でも当店では、【5尺、6尺、7尺、8尺、9尺、10尺】を取り扱っています。
※ 1尺=約300mmなので、【1,500mm~3,000mm】というわけです。
また実際に屋根や壁に取付する場合、波板を重ねます。
これにより雨・風などの侵入を防ぐ、バタつきを抑えるなどの効果があります。
通常2.5山以上重ねる事が多いですので、有効幅【576mm】という計算をします。
例えば、5m分の距離に波板を取付する場合、
5,000(mm)÷576(mm)=8.68・・・・
8.68枚という計算は出来ませんので、数字を繰り上げする必要があります。
つまり、波板が9枚必要という計算となるわけですね。
ヒシ波ポリカのカラーバリエーションについて
ヒシ波ポリカには、大きく3種類のカラーがあります。
通常タイプ、マットタイプ、オパールです。
大きな違いは、波板越しに景色を見たときに、
● はっきり見える ・・・ クリア、ブロンズ、ブラウンスモーク、グレースモーク
● ぼやけて見える ・・・ クリアマット、ブラウンスモークマット、グレースモークマット
● ほとんど見えない ・・・ オパール
の3種類です。
すべて紫外線をほぼ100%に近い形でカットしてくれますが、見た目の色と光の通し方(全光線透過率)が違います。
それぞれについてご紹介します。
ヒシ波ポリカの取付に必要な道具について
ヒシ波ポリカの固定方法は、大きく2つです。
ワンタッチフックに代表される、フックを用いて構造体に引っかける固定方法と、ビスによる固定方法です。
どちらの固定方法を使うにしても、事前に下穴を空ける必要があります。
そのためのドリル(電動・手動どちらでも対応可能)が必要です。
また、ヒシ波ポリカは樹脂製の波板となります。
樹脂用のノコギリや波板専用のハサミのカットがおすすめです。